2021年10月7日日本大学理事ら2人を背任容疑で逮捕 東京地検

 東京地検特捜部は、日本大学の附属病院の建て替え工事をめぐって、資金およそ2億円を不正に流出させたとして同大の理事ら2人を背任の疑いで逮捕した。逮捕されたのは、日本大学理事の井ノ口忠男容疑者と医療法人の前理事長・籔本雅巳容疑者。

 2人は去年、日大附属板橋病院の建て替え工事をめぐって資金およそ2億円を不正に流出させて同大に損害を与えた疑いが持たれている。工事の設計会社の選定は大学側から委託を受けた「日大事業部」が担い、価格や提案を審査する「プロポーザル方式」で行われた。その際、井ノ口容疑者は評価点を改竄し都内の設計事務所に受注させていた。その後、7億円を日大に先払いさせ設計事務所に対し、この内のおよそ2億円を都内の会社に送金するよう指示していた。 会社は、実態がないペーパーカンパニーとみられ、2,500万円が籔本容疑者を通じ最終的に井ノ口容疑者本人に渡ったとみられている。