2018年10月15日昭和大学医学部でも不正入試

 「受験生の皆様や社会の信頼を損ない、おわび申し上げます」。医学部入試の得点操作を公表した昭和大(東京都品川区)。記者会見には大勢の報道陣が詰めかけた。小出良平学長と小川良雄医学部長が深々と頭を垂れる。

 2013年から医学部一般試験の2次試験で現役と1浪の受験生に加点する一方、これとは別に同窓生の親族も優遇してきた経緯を、医学部長が説明。「現役や1浪の受験生の方が伸びしろが大きいから」「親族の方が確実に入学してくれる」などと得点操作を続けた理由(言い訳)を説明。

 文部科学省が9月に公表した調査結果では、同大は「不正はない」と回答していたが、医学部長は「文科省の調査は『年齢による差別があるか』という質問だった。現役でも年齢が高い人はいるので、年齢による差別ではないと判断した」と苦しい弁明(ここでも言い訳)に終始。

 調査にあたった文科省の指摘を受けるまで「ずっとやってきたことで不正の認識はなかった」とした大学側の姿勢に批判が集中。医学部長が「減点ではなく、将来性への加点ということで、浪人生を不利にしようというわけではなかった」と見解の違いを強調(また言い訳)した。現役と1浪を優遇することを募集要項に明示しなかった点については「『総合的に判断する』という言葉でいいと思った」と説明。

 不正の認識の有無について問われると、小出学長は「その辺の判断が難しい」とかわすなど記者との質疑はかみ合わないまま。最後は司会の同大職員が「時間も時間なので」と会見を打ち切る始末。

 ここでも、ブランドに泥を塗る記者会見が行われた。