2019年06月07日調剤報酬を改ざん アイランド薬局

 全国でチェーン展開する「アイランド薬局」の北海道内にある店舗が、厚生労働省から調剤報酬の不当な請求を指摘された後、請求にかかわる資料の内容を改ざんして厚労省側に虚偽申告し、返金額を減らしていた。

 改ざんは、薬局を運営するアポロメディカルホールディングス(東京)の役員が指示していたという。北海道北広島市にある「アイランド薬局ほくしん店」が昨年、厚労省出先機関の北海道厚生局の調査を受け、不当な請求があると指摘を受けた。「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴(薬歴)に記載がないのに、記載したとして調剤報酬が請求されている、などの内容。北海道厚生局は同店に対し、5年分の薬歴を自主点検。不当な請求分を申告したうえで返金するよう通知した。同店が未記載の薬歴を調べ1万5231件を確認。アポロメディカル社の薬局運営を担当する取締役に報告したが、この取締役は店側に返金額を減らすよう指示し薬剤師や本社幹部らが薬歴に内容を書き加える作業を開始。実際は約660万円だった返還金が約10万円になったという。