SMBC日興証券と役員ら5人を起訴 相場操縦事件
SMBC日興証券の役員らによる相場操縦事件で、東京地検特捜部は、法人としてのSMBC日興証券と、逮捕された役員ら4人を含む合わせて5人を起訴。特捜部が金融商品取引法違反の相場操縦の罪で起訴したのは、法人としてのSMBC日興証券と、専務執行役員のヒル・トレボー・アロン被告、元部長の山田誠被告ら5人。5人は、上場企業の5つの銘柄について株価を買い支えるなど相場を不正に安定させた罪に問われている。 特捜部は今月4日、ヒル被告ら4人を逮捕しており、執行役員の杉野輝也被告も不正に関与したとして合わせて5人を起訴。 不正な業務を見過ごしたとして社内の管理体制が不十分だった点を踏まえ、法人としてのSMBC日興証券についても7億円以下の罰金を科すことができる法律の規定を適用して起訴。