「京王観光」が組織ぐるみで不正乗車 京王電鉄子会社
法人・学校向け団体旅行を数多く手掛ける京王観光(京王電鉄子会社)が、組織ぐるみで不正乗車を行い、JR各社から少なくとも2億円を詐取していた疑いのあることが判明。
同社関係者によれば「不正が行われていたのは、同社の大阪支店と大阪西支店の2支店(昨秋に統合)。団体旅行を実施する際、ツアー参加人数分のJR乗車券を購入せず、差額分の乗車料金を利益に計上していた。同社にはJR乗車券の発券端末が各支店に設置されており、同社の責任で発券・発売が行えるようになっていた。この仕組みはJRとの信頼関係のもと行われており、団体旅行で改札を通過する際、JR側も発券数と乗車人数が合致するかなど、いちいちカウントしていなかった。逆手に取った不正乗車。極めて悪質」。