女性向け洋服ブランド会社社長 スタッフにセクハラ行為=辞任
「アースミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナル(岡山市)の石川康晴社長が複数の女性社員やスタッフへのセクハラ行為をしたとして、2018年12月に同社で臨時査問会が開かれ、厳重注意を受けていたことが判明。査問会は同社の社外取締役、社外監査役、弁護士が出席して開かれたという。
査問会では、石川氏のセクハラ行為として、2015年8月~2018年5月にあった4件が報告されている。4件のうち1件は、石川氏が2016年に地方へ視察を行った際、女性の店舗スタッフを朝にホテルに呼び出し、本人の同意がないままわいせつ行為に及んだとしている。ほかの3件は(1)石川氏が宿泊研修時、LINEで社員に「内緒だよ」とメッセージを送り、部屋に来るよう誘った(2)店舗スタッフに深夜にホテルのバーに来るよう誘った(3)地方在住の店舗スタッフに、東京に来て「デート」するよう誘った――などとしている。
「その他の事例」として、「倉庫で抱きつかれた」「移動時に車内でキスされた」といった行為も報告された。査問会後、石川氏は食事に誘ったりホテルに行ったりした事実を認め、陳謝したという。
※石川氏は3月6日、「一連の報道でお騒がせしており、会社への影響を考えて」として辞任した。
※また、石川氏は2019年3月から努めていた男女の人権尊重や政策立案への女性の参加を目的とした内閣府の男女共同参画会議の議員についても、「報道が出てご迷惑をおかけしてしまっているため」として同社側が辞任する意向を内閣府に伝えた。